ギソクの図書館では、義足で走ってみたい方を募集しています。
「走ることには興味があるけど、板バネを購入すると考えるとなかなか手が出ない…」
そんな悩みを抱えている方!一歩踏み出すチャンスです。
ギソクの図書館はこの度2018年11月に認証を受け、12月にNPO法人となりました。これまで、限られた活動と広報のみで事業の試行を行ってきました。今後はこれまでの活動の基盤をしっかりと作りつつ、以下のような活動を展開していこうと考えています。
そのほかにも色々とやりたいことは山積みですが、リソースも限られているので、ここに書いてあること全てできるかどうかもわかりません。できるだけ、大きな動きにすべくボランティアや寄付を随時受けてつけております。もし、運営や活動に興味がありましたら、ここから連絡をお願いいたします。
2018年10月でギソクの図書館の開館1周年を迎えました。12月には参加者や支援者への報告会と今後の運営に関する打ち合わせをメンバーで行いました。一年間で合計182名の義足ユーザがクリニックやイベントに訪れ、合計48名の義足ユーザがギソクの図書館の板バネを使用しました。
下に利用者の概要を図にしたものを載せました。年代や障害の重度がバラバラの方々がきてくださっています。このことからも、子供や大人に限らず、走ることへの希望を感じておられる方々がいるということかと思います。
これまで組織の体制づくりや仕組みづくりに時間を使ってきてしまい、あまり告知や周智への活動をしてこれなかったので、これだけの方がきてくださったことに感謝すると共に、まだ使い方がわからない、どんなことができるところかもわからない、安全面は大丈夫なのかといった問い合わせをいただきます。今後はこれまでの活動を引き続き行いつつ、活動を徐々に広げていければと思っています。
2018.11. 18
大腿義足アスリートの山本篤選手主導のもと、一般社団法人アス リートネットワーク主催、協力大阪体育大学で、出張ギソクの図書館が大阪体育大 学で行われました。大阪まで板バネを運ぶための袋などを新たに作成し、板バネ 20 種類ほどを持ち込みました。初めての大阪での開催でしたが、6 名の参加者と山本 篤選手、佐藤圭太選手の合計 8 名の義足ユーザが集まり、午前のフィッティングと 簡単な練習、午後は競技場での計測を含めた走りの練習を行いました。
他のスポーツ用義足の体験会やクリニックと一線を画するところは、やはりアスリートがプロジェクトの先頭に立ってお金集めや、選手や義肢装具士への声がけを行い、実際にトレーニングまでやっているところかと思います。選手は練習や競技に集中することを美徳とされることがいまだに多いですが、実際にこういった事業を行うアントレプレナーシップこそが、実は自分のパフォーマンスをあげることにも繋がりますし、セカンドキャリアにも繋がります。ギソクの図書館はこういった活動を全力でサポートしていきたいと思っています。
