11月6日、富山県から富山県立八尾高等学校福祉コースの学生がギソクの図書館の見学にいらっしゃいました。進路探訪という修学旅行のような企画で、大学見学などを含め自分たちの進路の参考になるものを見て回ったそうで、そのコースの一つにギソクの図書館を選んでくださいました。見学会では、板バネを装着して実際にギソクで跳ねる感覚を体験してもらいました。
一言で「福祉」といってもなかなか広い概念だとは思いますが、そのキーワードを通して社会とどのように関わってゆくのか、若い学生たちの将来が楽しみですね。
2019年の夏、ギソクの図書館メンバーの遠藤と吉川が義足で富士登山に挑戦してきました。初日は悪天候に見舞われかなり過酷な登山となってしまったようですが、途中で虹がでたり、2日目は青空のもと素晴らしい景色を眺めることができたようです。歩きにくい岩場や砂地もなんとか越え、山頂の強風に煽られながらも無事日本の最高峰に立つことができました。
山に登ることで気づいたこと、義足の使い方や事前の準備などいろいろと思うことがあったようですので、また取りまとめてギソクの図書館のホームページで共有しようと思います。お楽しみに(^^)
雨が上がって現れた虹。目線と同じ高さの虹というのも、高山ならではの景色ですね。疲れも吹き飛ぶ瞬間!
下山時の風景。初日の悪天候も、終わり良ければ全て良し!
登頂の瞬間。吹き飛ばされそうな強風ですが、一歩一歩確実に。御来光は見ることができなかったようですが、満足そうな微笑みですね。
ちなみに義足は左足。大腿切断で膝継手はOttobockの3R80を使用しています。ご参考までに!
10月27日に富山県で開催された富山マラソン2019に、ギソクの図書館メンバーの吉川が参加し、見事フルマラソンを完走しました!昨年の富山マラソン2018にも参加していたのですが、前大会では26km地点でリタイア。コツコツと1年間練習を積んで、今大会ではリベンジを果たすことができたということです。おめでとうございます。
吉川曰く「ギソクの図書館では、アスリートだけではなく自分のような普通のおじさんも、板バネを履いてスポーツを楽しむということを広めたい。自分もそれを実践したい。」
とのこと。パラリンピックに出場するようなアスリートもいるし、市民ランナーの普通のおじさんも、そして走ることを純粋に楽しんでいる子供たちもいる。いろんな人が走ることをたのしんでいるその幅が、ギソクの図書館の魅力ではないでしょうか。
「すべての人に、走る喜びを!」
ギソクの図書館は、挑戦する人を応援します!
※使用している膝継手と板バネはOttobock社製の3S80とSprinterです。
富山県立八尾高等学校の福祉コースの先生から、ギソクの図書館を今年の11月に見学したいというオファーを頂いたのが5月の初めでした。偶然ですがギソクの図書館メンバーの吉川が富山在住ということで、見学前の事前レクチャーをさせていただきました。2年生22名、3年生22名の合計44名の学生さんたちでしたが、質問なども活発にされてあっという間の50分間だったそうです。
ギソクの図書館への見学は、「進路探訪」という名前の修学旅行のようなものの中で行われるそうです。東京にある福祉系の大学や施設を見学して回るそうですが、その中にギソクの図書館を入れていただいたのはとても光栄ですね〜。11月6日に豊洲に遊びにきてくださるということで、学生の皆さんの進路選択の一助となれば幸いです。未来ある若者をギソクの図書館メンバー一同心から応援しています!
